籠のなかの花嫁
「“大好きな彼と出会えたのは彼が生まれてきたから。だから、生まれてきてくれてありがとうって言うんだ”って・・・だから晴太さん」
「・・・・・?」
「生まれてきてくれてありがとうございました」
美羽の言葉に、俺は息をするのも忘れてしまいそうだった。
「さぁ、ろうそくを吹き消してください」
「・・・・・・・・・・・・あぁ」
美羽が梨奈ちゃんの誕生日プレゼントを選んでいたとき、こんな日なんて来ないと思った。
美羽が俺を思いケーキを用意して俺の誕生日を祝ってくれるなんて、誰が想像できただろう。
美羽が俺が生まれてきて出会ったことを喜んでいると、思っていいんだよな?
「ありがとう」
ろうそくを吹き消してから、それを言うだけで、精一杯だった。
「あ、それからこれがプレゼントです」
電気をつけてから、おずおずと出してきたのは、少し大きめの箱だった。
「開けてもいいか?」
「はい」
リボンをとき、包み紙をとり箱を空ける。
中から出てきたのは
「・・・・・・・・・プラネタリウム?」
「はい。家で使うものなので小さいですが」
「・・・・・?」
「生まれてきてくれてありがとうございました」
美羽の言葉に、俺は息をするのも忘れてしまいそうだった。
「さぁ、ろうそくを吹き消してください」
「・・・・・・・・・・・・あぁ」
美羽が梨奈ちゃんの誕生日プレゼントを選んでいたとき、こんな日なんて来ないと思った。
美羽が俺を思いケーキを用意して俺の誕生日を祝ってくれるなんて、誰が想像できただろう。
美羽が俺が生まれてきて出会ったことを喜んでいると、思っていいんだよな?
「ありがとう」
ろうそくを吹き消してから、それを言うだけで、精一杯だった。
「あ、それからこれがプレゼントです」
電気をつけてから、おずおずと出してきたのは、少し大きめの箱だった。
「開けてもいいか?」
「はい」
リボンをとき、包み紙をとり箱を空ける。
中から出てきたのは
「・・・・・・・・・プラネタリウム?」
「はい。家で使うものなので小さいですが」