籠のなかの花嫁
美羽がジッとしているなか、晴太はずっと



「良かった・・・良かった・・・」



と呟いた。




美羽には、どういう意味で言っているのかはわからなかったが、聞くことはしなかった。




その後、少ししてから二人は浜辺を後にした。





二人の距離を少しだけ近付けてくれた、プレゼントだった。















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