籠のなかの花嫁
・─晴太side─・
「なぁ晴太、今日飲みに行かねぇか?」
就業時間が過ぎて、皆が帰り支度を始める頃に、晴太の同僚の若林が話し掛けてきた。
「いや、今夜は無理だ」
そんな若林を気にせず、黙々と作業を進める。
そんな晴太を見て、ずっと気にしていたことを若林は聞いてみることにした。
「なぁ、お前その女子高生に本気だって話し、マジなわけ?」
「あぁ」
「あぁって。いくつ下だと思ってんだよ。子どもだぞ?」
呆れたようにため息を吐く若林にフッと鼻で笑う。
「その子どもと今日は大事な約束があるから、飲めねぇんだよ」
やっと終わった・・・・・
あ、メールしとくか。
作業が終わり、今帰るというメールを打つ。
「お前がロリコンだったとは、驚きだよ」
「ったく、どいつもこいつもロリコンロリコンうるせぇよ」
「言われんの当たり前だろ。10歳以上も離れてんだろ?」
「10歳、20歳離れてようが、自分にとって最高の女と出会えたんならそれでいいだろ」
“人の恋愛どうこう言う前に自分のどうにかしろよな”
晴太はそう言うと、口をポカーンと開けたままの若林を置いて、さっさとオフィスを後にした。
「なぁ晴太、今日飲みに行かねぇか?」
就業時間が過ぎて、皆が帰り支度を始める頃に、晴太の同僚の若林が話し掛けてきた。
「いや、今夜は無理だ」
そんな若林を気にせず、黙々と作業を進める。
そんな晴太を見て、ずっと気にしていたことを若林は聞いてみることにした。
「なぁ、お前その女子高生に本気だって話し、マジなわけ?」
「あぁ」
「あぁって。いくつ下だと思ってんだよ。子どもだぞ?」
呆れたようにため息を吐く若林にフッと鼻で笑う。
「その子どもと今日は大事な約束があるから、飲めねぇんだよ」
やっと終わった・・・・・
あ、メールしとくか。
作業が終わり、今帰るというメールを打つ。
「お前がロリコンだったとは、驚きだよ」
「ったく、どいつもこいつもロリコンロリコンうるせぇよ」
「言われんの当たり前だろ。10歳以上も離れてんだろ?」
「10歳、20歳離れてようが、自分にとって最高の女と出会えたんならそれでいいだろ」
“人の恋愛どうこう言う前に自分のどうにかしろよな”
晴太はそう言うと、口をポカーンと開けたままの若林を置いて、さっさとオフィスを後にした。