籠のなかの花嫁
その頃、その11歳年下の子どもは、朝言われた通りにおとなしく家にいた。




─────ヴヴヴ


「ん?・・・メールだ」



突然ベッドに放り投げていた携帯がなった。



携帯を開くと、いつもこまめにメールをくれる同居人からだった。



おまけに自分を好きだと言う変り者。



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┃          ┃
    Receiving
    晴太さん
┃          ┃
┗━━━━━━━━━━┛


男の人ってメール嫌いなイメージあったんだけどなぁ



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from│晴太さん
────────────

今から帰るから、家に
いろよ。
   ----END----



────────────
to│晴太さん
────────────


ちゃんといますよ
   ----END----



ピッ───────



メールを返信し、また机に戻る。



今夜は晩ご飯は作らなくていいと言われたため、バイトから帰って来てからはずっと机にかじりついている状態だ。




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