クール×彼 Ⅰ
そして、放課後
私は夏樹くんと一緒に帰るために夏樹くんを呼ぼうとした。
「夏樹くんっ!!」
「あぁ、何??」
「一緒に帰ろーっ」
「うん」
そして、夏樹くんと並んで昇降口まで行く。
廊下を歩く時、他の女子達が睨んでくるのには、もう慣れた。
「な、夏樹くんっ」
「何??」
「今度の、日曜日、一緒に映画見に行かない???」
「………いいよ」
「………ぇ??」
今、何て…言った??
「だから、いいよって言ったんだけど」
「や、やったぁ!!!
じゃあ、駅前に1時っ」
「了解」
「また明日ねっ!!」
「また明日」
そして、いつもの別れ道で別れる。