遠恋~遠回り恋愛~
それから何通かやりとりをしたがあたしは携帯を握ったまま、寝てしまっていた。
―――♪~♪~♪
んっ!え、今何時?
時計は6:40をさしている。
よかったあ、寝坊したかと思った!‥って、先輩から!?
チカチカと先輩のメールを知らせ、光るランプ。
《おはよ~!悪い、昨日携帯持ったまま爆睡やったわ(笑)ちゃんと起きてまちゅか~♪(笑)》
ぷっ、先輩もあたしと同じだったんだ。なんか嬉しいな♪
でも、お子ちゃま扱いされてる~
《おはようございます♪先輩のおかげで起きれましたよ☆あたし、子供じゃないですから~(笑)》
送信っと☆
―――――――
「「ええええええええ!」」
あたしの話を聞いて、驚く2人。
「うん♪メール楽しいんだあ。」
顔をほころばせるあたしに、美雨と咲は安堵の表情。
「やっぱり、あたしのメイクのおかげね☆(笑)」
「うん!2人ともありがとう!」
抱きつくあたしに、一喝する咲。
「紗奈、まだまだこれからよ?」
そうだよね、がんばらなきゃいけないのはこれからだもんね。