龍馬、時々女子高生。
龍馬の“おしゃれ論”はまだ続いてたけど、途中で割って入った。

最後まで聞いてたら日が暮れそうだもん。


「で!龍馬は女の子になりたいの?そこ重要じゃない?」



龍馬の弁論がピタリと止む。



「うーん、それがわからないんだ。」

「自分の事でしょ!?」

「俺、男の自分も嫌いじゃないんだ。」

「うーん…?じゃあ聞くけど、龍馬はどんな時に男で良かったって思うの?」


「そうだな…」


龍馬はちょっと考えてから言った。



「バスケでダンク決めた時と、女の子をお姫様抱っこしてる時!」

「お…お姫様抱っこなんてするんだ!?」

「しちゃ駄目か?」



…意外だからびっくりした。



< 25 / 102 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop