龍馬、時々女子高生。
龍馬はちょっと目を丸くして一言。


「…頑張っちゃった」


頭に手を乗せて、恥ずかしそうに言った。


「うし。教室いくど!」


100均の気持ちいいかけ声。

ダスダス階段を上る100均に付いて、私達は教室に入った。

いつもよりも多いざわめき。

だけど昨日までとはちょっと違う。

確実に龍馬の起こした波紋は広がっていた。


「おまいら、座れ~朝会やんぞー。あい、出席!」



「おい、おまいら。今回のテストはどうだった?努力した奴しなかった奴。色々いるだろうが、その結果がこれだ。まずそれを認めてみようや。な!」


ホームルームをそう締めくくり、100均は教室を後にした。

< 74 / 102 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop