龍馬、時々女子高生。
こんな調子で龍馬はサクサクと買い物をしていった。

一通り終わると、肩には大きな紙袋が3つもかかっていた。


「…1つ持とうか?」

「…お願いできる?買いすぎちゃった。」

「いいよ、1つかして」


道の端に寄って龍馬から紙袋を受けろうとしていると、


「俺らが持ってあげようか?」


カッコ良さと爽やかさを合わせ持つ、大抵の女の子が憧れそうな2人組が声をかけてきた。


「いや、間に合ってるから」

龍馬が断る。

「じゃあ一緒にあそばない?」

イケメンが食い下がる。


「しつけぇーんだよ、このバカ!行こう、ヒカリ」

「え、あ…うん」


イケメン2人組のうち1人は呆気にとられ、もう片方は明らかに悔しそうな顔をしている。


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