龍馬、時々女子高生。
しかしその後のオッサンの対応は意外にも早く、小さく舌打ちしながら、

「てめぇこんくらいよけろよ」

と小声でつぶやく。

そりゃーこっちのセリフだっ!

と、思っていたら。

オッサンは片手を振り上げ、チャキンという金属音を鳴らした。


「キャー!!」
「うわっ、逃げろ」

周りの人々が悲鳴をあげる。


「オラオラ、いいのかぁ?やっちまうぞ」

え?もしかして…


「おネェちゃん、悪いな」

私の喉に、ヒンヤリとしたものが当てられた。



…ナイフだ!


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