leicht bitter~bitter sweet続編 side 健一~
「オレとやったら幸せになれん、ってか? ちゅうか……なんでよりによって和紗やねんなッ!?」
「だからッ! そうは言ってないじゃない? あたしだって昨日初めて聞いたんだからッ」
唯を責めんのは間違いやってわかってる。けど、告白もせん内に失恋して、しかもその相手が久しぶりに会った親友でした、やなんて――世界中の不幸を背負った様な気分や……。
「ね、小野くん……。好きな人の幸せを願うのも、愛情だと思う、わよ?」
「……ゆきなちゃんが和紗とおって、ホンマに幸せになれるかなんてわからへんやんけ」
「……ああもうッ!! だったらその目で見て来れば? それでどうしても認められないって言うなら、イヴにあの二人が再会出来ない様に邪魔して来ればいいじゃない!?」
バンッ、とテーブルを唯が叩いた音に、周りの客の視線が一斉にこっちに集中する。
「そんなん……そんなんカッコ悪くて出来るかッ!!」
「だからッ! そうは言ってないじゃない? あたしだって昨日初めて聞いたんだからッ」
唯を責めんのは間違いやってわかってる。けど、告白もせん内に失恋して、しかもその相手が久しぶりに会った親友でした、やなんて――世界中の不幸を背負った様な気分や……。
「ね、小野くん……。好きな人の幸せを願うのも、愛情だと思う、わよ?」
「……ゆきなちゃんが和紗とおって、ホンマに幸せになれるかなんてわからへんやんけ」
「……ああもうッ!! だったらその目で見て来れば? それでどうしても認められないって言うなら、イヴにあの二人が再会出来ない様に邪魔して来ればいいじゃない!?」
バンッ、とテーブルを唯が叩いた音に、周りの客の視線が一斉にこっちに集中する。
「そんなん……そんなんカッコ悪くて出来るかッ!!」