leicht bitter~bitter sweet続編 side 健一~
「そっか……怖いんだ? 現実にゆきなに振られるのが怖いんでしょう?」
「……はッ!?」
今日初めて、唯の顔を真っ直ぐ見た。いつもの唯の勝ち気な瞳がオレを見据えてる。
「小野くんだって、その方がきっとすっきりするんじゃないの? それとも……告白も出来ない侭、ずうっとそうやってうじうじ引きずるつもり?」
「…………」
まるで心を見透かされた様な気分やった……。オレは失恋したって口では言ってるけど本心ではまだ……その事実を受け入れたくないんや。
「……実際に振られたら、諦めれるんかな。オレ……」
「さあ……それはあなた次第だけど。でも、これだけは言えるわ。かずさくんの話をしてる時のゆきな、すごく幸せそうだったの。今まで一緒にいたのにね、ゆきなのあんな顔、あたし初めて見たわ」
「…………そ、か」
「……はッ!?」
今日初めて、唯の顔を真っ直ぐ見た。いつもの唯の勝ち気な瞳がオレを見据えてる。
「小野くんだって、その方がきっとすっきりするんじゃないの? それとも……告白も出来ない侭、ずうっとそうやってうじうじ引きずるつもり?」
「…………」
まるで心を見透かされた様な気分やった……。オレは失恋したって口では言ってるけど本心ではまだ……その事実を受け入れたくないんや。
「……実際に振られたら、諦めれるんかな。オレ……」
「さあ……それはあなた次第だけど。でも、これだけは言えるわ。かずさくんの話をしてる時のゆきな、すごく幸せそうだったの。今まで一緒にいたのにね、ゆきなのあんな顔、あたし初めて見たわ」
「…………そ、か」