leicht bitter~bitter sweet続編 side 健一~
「すんませんッ! 寝坊しましたッ!!」
急いで飛び起きて顔を洗うのもそこそこに、原チャを走らせたが時間はすでに10時を過ぎとった。
「おはよう、今日は重役出勤ね?」
朝は基本的にお客が少ない事もあり、大抵2人シフトなんやけど今日の相方は幸か不幸か唯やった。
「マジ悪いッ!! 開店準備一人でさしてしもて……」
息を整えながら唯に詫びる。
「冗談よ……それより、小野くん大丈夫なの?」
「え? 何が?」
「随分、顔色悪いわよ。無理しないで今日は帰ったら?」
唯が心配そうにオレの顔を見上げる。
バイトに遅刻したプレッシャーで一時的に忘れとったけど、まだ二日酔いが治まった訳やなかった。
「平気やって。起き抜けやからやろうし、そのうち顔色も良くなるやろ」
第一、帰った所でいらん事しか考えられへんやろう。それやったら、働いて体を動かしてた方が気が紛れる。
急いで飛び起きて顔を洗うのもそこそこに、原チャを走らせたが時間はすでに10時を過ぎとった。
「おはよう、今日は重役出勤ね?」
朝は基本的にお客が少ない事もあり、大抵2人シフトなんやけど今日の相方は幸か不幸か唯やった。
「マジ悪いッ!! 開店準備一人でさしてしもて……」
息を整えながら唯に詫びる。
「冗談よ……それより、小野くん大丈夫なの?」
「え? 何が?」
「随分、顔色悪いわよ。無理しないで今日は帰ったら?」
唯が心配そうにオレの顔を見上げる。
バイトに遅刻したプレッシャーで一時的に忘れとったけど、まだ二日酔いが治まった訳やなかった。
「平気やって。起き抜けやからやろうし、そのうち顔色も良くなるやろ」
第一、帰った所でいらん事しか考えられへんやろう。それやったら、働いて体を動かしてた方が気が紛れる。