leicht bitter~bitter sweet続編 side 健一~
ゆきなちゃんと話しとった唯が、オレの荒げた声を聞き付け駆け寄ってくる。
「小野くん!? ちょっとどうしたのよ?」
「――……えッ?」
唯の声にオレは我に返る。和紗が心配そうにオレを見てる。
「健……ちゃん?」
「……悪い、和紗」
口では詫びたものの、和紗の顔を見る事が出来ひん。何とも言えん張り詰めた空気を唯が壊した。
「やっぱり帰った方が良いわね、小野くん。今日ずっと具合悪かったでしょ?」
「え……でも」
「もうすぐ遅番の人も来るし、大丈夫よ」
ね、と唯に促されたオレは、心配そうな顔を見せる和紗とゆきなちゃんに会釈して、事務所に引っ込んだ。
オレが入ると、丁度パソコンの画面から顔をあげた店長が、オレの顔を見て目を丸くして慌てふためいた。それを見る限り、オレの顔色は相当悪いんやと察する事が出来た。
はぁ……せっかくゆきなちゃんと話せたっていうのに、格好悪い所見られて……情けなさ過ぎやろ、オレ……。
「小野くん!? ちょっとどうしたのよ?」
「――……えッ?」
唯の声にオレは我に返る。和紗が心配そうにオレを見てる。
「健……ちゃん?」
「……悪い、和紗」
口では詫びたものの、和紗の顔を見る事が出来ひん。何とも言えん張り詰めた空気を唯が壊した。
「やっぱり帰った方が良いわね、小野くん。今日ずっと具合悪かったでしょ?」
「え……でも」
「もうすぐ遅番の人も来るし、大丈夫よ」
ね、と唯に促されたオレは、心配そうな顔を見せる和紗とゆきなちゃんに会釈して、事務所に引っ込んだ。
オレが入ると、丁度パソコンの画面から顔をあげた店長が、オレの顔を見て目を丸くして慌てふためいた。それを見る限り、オレの顔色は相当悪いんやと察する事が出来た。
はぁ……せっかくゆきなちゃんと話せたっていうのに、格好悪い所見られて……情けなさ過ぎやろ、オレ……。