leicht bitter~bitter sweet続編 side 健一~
激しい自己嫌悪と間断なく続く鈍痛で机に突っ伏していると、「大丈夫?」と唯の声が聞こえた。入れ替わりに店長が店内へと消えていく。
「ゆきな達、帰ったわよ。で、コレ、あなたにってかずさくんから」
突っ伏したまま目線だけ上にあげると、一枚のMDを差し出されてるんが確認出来る。
「……MD?」
「心配してたわよ、2人とも」
体を起こしMDを受け取ると、かたん、と唯がオレの前の椅子に腰掛ける。
「……何があったの?」
「何……って?」
「いつもの小野くんらしくないじゃない。遅刻してきたり、突然声を荒げたりだなんて」
「…………」
「……ねぇ、もしかして昨日、行ったの?」
……相変わらず勘のエエ女やな。オレは、無言で頭を下げて頷いた。
「そっか……。ね、なんか欲しい物ある?」
唯はそれ以上聞かんかった。二日酔いで食欲がない、と唯に告げると「ちょっと待っててくれる?」とどっかへ出掛けて行った。
「ゆきな達、帰ったわよ。で、コレ、あなたにってかずさくんから」
突っ伏したまま目線だけ上にあげると、一枚のMDを差し出されてるんが確認出来る。
「……MD?」
「心配してたわよ、2人とも」
体を起こしMDを受け取ると、かたん、と唯がオレの前の椅子に腰掛ける。
「……何があったの?」
「何……って?」
「いつもの小野くんらしくないじゃない。遅刻してきたり、突然声を荒げたりだなんて」
「…………」
「……ねぇ、もしかして昨日、行ったの?」
……相変わらず勘のエエ女やな。オレは、無言で頭を下げて頷いた。
「そっか……。ね、なんか欲しい物ある?」
唯はそれ以上聞かんかった。二日酔いで食欲がない、と唯に告げると「ちょっと待っててくれる?」とどっかへ出掛けて行った。