leicht bitter~bitter sweet続編 side 健一~
「詐欺……じゃないっすよね?」
「……はい?」
直球すぎたんか、オレの言葉に鳩が豆鉄砲を食らった様な顔の川口さん。
「ちょ……っ、小野くん!?」
オレの発言に店長が慌てふためく。
確かに、いきなり詐欺師扱いなんて失礼な話しや。そやけど何やら詐欺とかって様々な方法で騙す輩が横行してる今の時代や。なんやかやと甘い言葉で巧みに騙して金だけ取られる、なんて事……ホンマは考えたくはないけど慎重になるにこした事はない。
「すみません。不躾な質問なんは重々承知してます。けど……こいつはオレの親友で、そもそもこいつの曲を店で流そう言い始めたんはオレなんです。
もし……詐欺なんやったら、傷つくんは和紗やし。オレとしてはそこらへんちゃんと確認しときたいんです」
そこまでを話し終え、それを真剣な表情で聞いていた川口さんが、ふっと顔を綻ばせた。
「……はい?」
直球すぎたんか、オレの言葉に鳩が豆鉄砲を食らった様な顔の川口さん。
「ちょ……っ、小野くん!?」
オレの発言に店長が慌てふためく。
確かに、いきなり詐欺師扱いなんて失礼な話しや。そやけど何やら詐欺とかって様々な方法で騙す輩が横行してる今の時代や。なんやかやと甘い言葉で巧みに騙して金だけ取られる、なんて事……ホンマは考えたくはないけど慎重になるにこした事はない。
「すみません。不躾な質問なんは重々承知してます。けど……こいつはオレの親友で、そもそもこいつの曲を店で流そう言い始めたんはオレなんです。
もし……詐欺なんやったら、傷つくんは和紗やし。オレとしてはそこらへんちゃんと確認しときたいんです」
そこまでを話し終え、それを真剣な表情で聞いていた川口さんが、ふっと顔を綻ばせた。