leicht bitter~bitter sweet続編 side 健一~
「いいえ。むしろそう思われるのはごもっともなご意見だと受け取っております。
ですが、ご安心ください。私共は決して詐欺や騙りなどといった類いではございません」
「じゃあ……後から『金を振り込んでくれ』なんて事あったりしませんね?」
「もちろんでございます。私共からお金を請求する様な事は一切ございませんのでそちらもどうかご安心ください」
しばし沈黙が包む。
それを壊したのは和紗の、凄いなぁ健ちゃん、という驚嘆の言葉。
「やっぱり健ちゃんにおってもらって正解やった。俺、そんな冷静に質問でけへんかったもん」
自分の事やろう、と言いかけたけど逆に当事者からすれば急には頭が働かへんのかもしれん。
「あほ、あれくらい聞いとかなあかんやろ。お前もなんか聞きたい事あるんちゃうんか?」
オレの言葉に弾かれた様に頷く和紗。
ですが、ご安心ください。私共は決して詐欺や騙りなどといった類いではございません」
「じゃあ……後から『金を振り込んでくれ』なんて事あったりしませんね?」
「もちろんでございます。私共からお金を請求する様な事は一切ございませんのでそちらもどうかご安心ください」
しばし沈黙が包む。
それを壊したのは和紗の、凄いなぁ健ちゃん、という驚嘆の言葉。
「やっぱり健ちゃんにおってもらって正解やった。俺、そんな冷静に質問でけへんかったもん」
自分の事やろう、と言いかけたけど逆に当事者からすれば急には頭が働かへんのかもしれん。
「あほ、あれくらい聞いとかなあかんやろ。お前もなんか聞きたい事あるんちゃうんか?」
オレの言葉に弾かれた様に頷く和紗。