君の愛憎
 


そんな時。

友人の1人が、彼女と同じ中学校の出身だと知った。


「一度でいいから、話してみたいんだ。」


そう言うと、友人はにっこり笑って言った。


「しょーがねぇなぁ、」


お前らが話すチャンスを作ってやるよ。


あいつはそう言った。





いい友人を持ったな、と、少し泣きたくなった。


 
< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop