何もいらない
目覚め

ある日俺は車に跳ねられた。

ついてなかったというよりむしろ跳ねられたのが好都合だったのかもしれない。
何にも人生に面白いことなんて存在しないってわかったから。

心から笑ったことなんて今まで一度だってない。

俺さ、
わかるんだよね
人の気持ち。
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