恋愛中!!! ㊤巻
「なんで?」



「なんでって…」



すると険しく眉間に皺を寄せる俺に全く動じることなくソッと頬に手を添えてきた彼女は、真っ直ぐ俺を見つめてきて。



「それはあたしが先輩の彼女だからです」



「っ!」



「あたしは先輩のことが好きだからです」



「っ!!」



ふわりと柔らかく微笑んだ。

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