恋愛中!!! ㊤巻
「先輩って、梨花先輩への告白、ラインで済ませたらしいですね。しかも“好き”なんて言葉は一切ナシ。“付き合おっか?”のみ。いくらいい感じだったからってそれはナイですよね。まっ、それでオッケーした梨花先輩も梨花先輩ですけど…」
「えと…」
「告白がラインでなんて、あたしなら絶対無理ですね。百歩譲ってラブレター…直筆の恋文です。しかも初めての“好き”もメール。“愛してる”もメール。メール、メール、メール…ほんと、手抜きもいーとこ。お湯沸かす手間がかかる分、カップ麺のが愛を感じます」
「えと…」
「そしてとどめはエッチの最中。淳先輩って、エッチしてる時でさえ“好き”って言わないらしいですね。それって男として…ううん。人としてどーかと思います!!もうっ、ほんっとありえない!!」
「えと…」
少々興奮気味にまくし立て、再びテーブルを叩いた芽依子ちゃん目の前に、口を挟むどころか何も言い返せない俺って年上…いや、男としてどうかと思う。
でも彼女が口にしたことは事実で。確かに告白はラインで、“好き”もメールで、“愛してる”もメールで…。
でもでも、訂正しなければならない箇所が一つだけある。
「さすがにエッチの最中に“好き”は…」
「ないんです」
「いや、それは…」
「梨花先輩がハッキリ言ってました」
「………」
もう、なんも言えねぇ…。
てか、芽依子ちゃんの言ったことが本当なら……俺、マジ最低ヤローじゃん。
「えと…」
「告白がラインでなんて、あたしなら絶対無理ですね。百歩譲ってラブレター…直筆の恋文です。しかも初めての“好き”もメール。“愛してる”もメール。メール、メール、メール…ほんと、手抜きもいーとこ。お湯沸かす手間がかかる分、カップ麺のが愛を感じます」
「えと…」
「そしてとどめはエッチの最中。淳先輩って、エッチしてる時でさえ“好き”って言わないらしいですね。それって男として…ううん。人としてどーかと思います!!もうっ、ほんっとありえない!!」
「えと…」
少々興奮気味にまくし立て、再びテーブルを叩いた芽依子ちゃん目の前に、口を挟むどころか何も言い返せない俺って年上…いや、男としてどうかと思う。
でも彼女が口にしたことは事実で。確かに告白はラインで、“好き”もメールで、“愛してる”もメールで…。
でもでも、訂正しなければならない箇所が一つだけある。
「さすがにエッチの最中に“好き”は…」
「ないんです」
「いや、それは…」
「梨花先輩がハッキリ言ってました」
「………」
もう、なんも言えねぇ…。
てか、芽依子ちゃんの言ったことが本当なら……俺、マジ最低ヤローじゃん。