恋愛中!!! ㊤巻
「はぁ…」
「ゴメン…。」
「なんで謝んの?海くんは悪くないっしょ?」
「でも…」
残念すぎる頭をフル稼働で、まるで自分のことのように悩んでくれる海くんには、ホント、感謝を通り越して涙モノだ。
生徒会長としては残念だけど、親友としては最高。
そんな彼を親友に持つ俺はとっても幸せなんだろうけど…今日はやっぱり違う意味で泣きそう。
なんてったって、今日は俺の失恋記念日。
でも、失恋はかなりツラいけど…絶対引きずっちゃうと思うけど…男たるもの退き際は潔くあれ。
「俺、明日に生きるわ。」
「なっ!?」
グッと涙を堪え、男前で有名だったひいじいちゃんの遺言を思い出しながらフッと小さく笑みを浮かべた俺は、大きく目を見開く海くんを横目に遠くを見つめた。
「大丈夫。明日からも俺はやっていける。たとえ梨花が隣にいなくても…」
「うっ…えと…あぁー!!もうっ、じゃあこうしよう!!“3人寄れば文殊の知恵”。5人寄れば一件落着。……生徒会役員、緊急招集だぁー!!」
「は?」
しかし突然の海くんの発言に俺の涙は引っ込むどころか遠く彼方へぶっ飛んでしまった。
「ゴメン…。」
「なんで謝んの?海くんは悪くないっしょ?」
「でも…」
残念すぎる頭をフル稼働で、まるで自分のことのように悩んでくれる海くんには、ホント、感謝を通り越して涙モノだ。
生徒会長としては残念だけど、親友としては最高。
そんな彼を親友に持つ俺はとっても幸せなんだろうけど…今日はやっぱり違う意味で泣きそう。
なんてったって、今日は俺の失恋記念日。
でも、失恋はかなりツラいけど…絶対引きずっちゃうと思うけど…男たるもの退き際は潔くあれ。
「俺、明日に生きるわ。」
「なっ!?」
グッと涙を堪え、男前で有名だったひいじいちゃんの遺言を思い出しながらフッと小さく笑みを浮かべた俺は、大きく目を見開く海くんを横目に遠くを見つめた。
「大丈夫。明日からも俺はやっていける。たとえ梨花が隣にいなくても…」
「うっ…えと…あぁー!!もうっ、じゃあこうしよう!!“3人寄れば文殊の知恵”。5人寄れば一件落着。……生徒会役員、緊急招集だぁー!!」
「は?」
しかし突然の海くんの発言に俺の涙は引っ込むどころか遠く彼方へぶっ飛んでしまった。