恋愛中!!! ㊤巻
「これって…」
「学校の見取り…図?」
「うん。」
王子が広げたのはウチの学校の見取り図。
その中指がトントンと叩く場所は…
「渡り…廊下?」
「ん。」
教室棟と実習棟を結ぶ、吹き抜けの渡り廊下。
「えと…王子?」
「ん?」
「これがなに…か?」
小首を傾げる俺らを余所にニッコリと満面の笑みを浮かべた王子はゆっくりと口を開いた。
「せっかくの夏休み。生徒の皆様に残り3週間を楽しく過ごしてもらうため、ちょっとしたイベント開催するなんて…どう?」
「「「「へ?」」」」
「ほらっ、テレビでもやってたアレ。どっかの畑で愛を叫ぶーってヤツ。ウチの学校の中心でやるってどう?」
それって…
「……いい。」
「うん。うん、うん、うん!!スッゲーいいよっ!!王子、ナイスアイデア!!」
「全校生徒参加のイベントならおねーちゃんも防ぎようないし、登校日はちょうど明後日。素敵です、皇輝先輩。……役立たずの先輩と違って。」
「芽依子さぁ~ん…。」
「あの…えと…」
「オイ…」
「へ?」
「学校の見取り…図?」
「うん。」
王子が広げたのはウチの学校の見取り図。
その中指がトントンと叩く場所は…
「渡り…廊下?」
「ん。」
教室棟と実習棟を結ぶ、吹き抜けの渡り廊下。
「えと…王子?」
「ん?」
「これがなに…か?」
小首を傾げる俺らを余所にニッコリと満面の笑みを浮かべた王子はゆっくりと口を開いた。
「せっかくの夏休み。生徒の皆様に残り3週間を楽しく過ごしてもらうため、ちょっとしたイベント開催するなんて…どう?」
「「「「へ?」」」」
「ほらっ、テレビでもやってたアレ。どっかの畑で愛を叫ぶーってヤツ。ウチの学校の中心でやるってどう?」
それって…
「……いい。」
「うん。うん、うん、うん!!スッゲーいいよっ!!王子、ナイスアイデア!!」
「全校生徒参加のイベントならおねーちゃんも防ぎようないし、登校日はちょうど明後日。素敵です、皇輝先輩。……役立たずの先輩と違って。」
「芽依子さぁ~ん…。」
「あの…えと…」
「オイ…」
「へ?」