お兄ちゃんです。

「ゆうちゃん今日徹夜すんでしょ??どうせ朝起きられないよー」

「起きるもん」

「そんな無理して渡せなくなったら、どうすんのー??」

「・・・明日のお弁当はうな重がいい」

「無茶いいますなぁ」


ほほほ、と変な笑い声をあげながら自室へ歩いて行った。
その後ろ姿を見ながら、ふぅとため息をつく。

きっとあたしのこと、
想ってくれてるんだろうなぁ。

なんかお兄ちゃんってより、
お父さんみたい。

いやそれより、お母さんみたい。

うざいって思うけど、
嫌いじゃない。
今のあたしには必要な存在なんだと思う。


なんか・・眠くなってきちゃった。

いやいやいやいや!!
がんばろう!!
うっしゃあああああああああ!!!!


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