お兄ちゃんです。
「あたしがなんかしたなら、ごめん。そうじゃないならちゃんと言って??」
ちらちらとこっちを見ている。
イケメンもここまでくると、ただの気持ち悪いにしかならない。
はっきりしない態度にあたしはますますイライラしてきた。
「だぁかぁら!!!!あたし、なんかした!?」
突然、あさひくんが正座し始める。ずいっと顔を近づけてきた。
びっくりして、少し後退りする。
「ゆうちゃん、俺・・・俺、まだちゃんとわかんないんだ。だからなんて言うか、ゆうちゃんの気持ちには答えられない」
「は??え??な、なに!?ちょ、ちょっと待ってよ!!意味わかんないよ!!どうゆうこと??なんでっ」
「ごめん、ゆうちゃん!!俺、聞いちゃったんだ」
聞いちゃったって・・・??
まさか・・・・・!?
「ゆうちゃんが倒れたあの日、夕飯を部屋に持って行こうとして。そん時に・・///」
「そんな。でも、ああたし、そんな大声で言ってたっけ!?///」
「わ、わりと・・・///」
う、嘘でしょう〜!?
え??ってことはあたしの気持ちをあさひくんは知ってるってことでだから最近あさひくんがあたしに変な態度だったってことで・・・あわあわあわあわわ。
頭が完全に混乱してる。
心臓がばっくんばっくんして、おかしくなりそう。
まともにあさひくんが見れない。