もう一度

会いたい…その気持ちだけでアタシは龍に電話をした!!声が聞きたい!!

トゥルルル…………

⑧コールして出なかったら諦めよう!
③コールめで………

「はい………」

「……………」

緊張でアタシは何も話せなかった………

「美樹?」

龍がアタシの名前を呼んでくれた!!!!

「龍……会いたいよ……」

「会わないほうがいいよ……俺……もう……捕まるし……」

「知ってるよ…だから会って話したいの……」

「わかった!今から行くよ!」



龍がアタシに会いに来てくれる!!!アタシは久々だから急いで化粧をして家の前に出た!!


聞き覚えのあるバイクの音!!!

心臓が飛び出そうだった!!!


アタシの前に止まったバイク!!まだ………龍の顔が見れないよ……涙がポタポタ出て…………


アタシの体が暖かい龍に包まれた!!


「美樹……会いたかった……」

「アタシも………龍ごめんね……アタシはやっぱり龍じゃなきゃダメなんだ……龍が誰か他の女の子といるの嫌なんだ……もう一度……アタシといてくれないかな………」

言葉にならない言葉でアタシは龍に伝えた…


「俺、もうすぐいなくなるんだぞ。またお前一人になるぞ。それより俺じゃない奴見つけたほうがいいよ!!」


「アタシは龍を待ちたいの!他の人じゃダメなの。」


泣きながら龍にしがみついた。

龍は何も話さなかった………でもアタシには龍の温もりが伝わったよ………
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