風

アタシは、嬉しかった。でも、恋愛するのが怖い自分がいて………何も言えないでいた……
「聞いてる？」
龍は黙ってるアタシに問いかけた。
「聞いてるよ」
「かなちゃんから、聞いたよ。前の男の事とか、でも、俺は浮気しないし、神に誓うよ」
会ったばっかなのに、龍とは、長い間一緒にいるようなそんな気がした。
「アタシまだ、わからないんだよね」
アタシがそう言うと、
「俺と付き合うと得するよ」
「えっ？何で？」
「それは今は言えない」
なんか、おかしくて、笑っちゃった！アタシは思わず
「うん」
そう答えた。こうして、アタシ達は付き合う事になった。
慌てて、電話を切って、アタシは学校に行く準備をして、学校に行った。

学校の帰り道、龍からの電話がかかってきた。
「美樹ちゃん、今から会いたいから迎えに行っていい？」
「うん！じゃー駅で待ってる」

駅に着くと、もう龍は、来ていた！今度は、単車に乗って！龍のそばに行くと、龍はヘルメットをアタシにかぶせた！
「しっかりつかまっとけよ！」そう言って、走り出した！アタシは、高校の制服だったから、風でスカートがめくれそうになるからスカートを片手で押さえた。
龍の家に行くと、龍は、アタシにジャージを渡してきた！
「パンツ見えるから」
そう言って、アタシにジャージをはかせた。
龍のジャージは大きくて、ウエストを何度もおった。
龍はいつも、楽しい話をたくさんしてくれた。

アタシと龍は毎日一緒に過ごした。夜になると、アタシを家まで送って、龍は暴走にでかけた。アタシは、龍が単車に乗って笑ってる顔が大好きだった！
龍の回りの友達は、アタシ達をバカップルって呼ぶぐらいアタシ達は仲がよかった。

もうすぐ大きな祭がある。その祭にはたくさんの暴走族が集まる。


祭の当日、アタシは、かなと祭に行った。龍達は暴走族で集まっていた！
龍を見つけ、かなとはしゃぎながら、龍の所に行こうとしたとき、
「美樹」
アタシの名前を呼ぶ人、振り返ると、そこには、前の彼氏だった、雅がいた……アタシは思わず立ちどまった。
「美樹元気だった？美樹携帯変えただろ！何回もかけたけどつながらなかったし…番号教えてよ。」
かなは、アタシが雅に傷付けられた事を知っている