「美樹行くよ」
かながアタシの手を引っ張った!
「美樹待てよ!」
雅が、アタシの腕を掴んだ!振り払おうとしても、雅は手を離さない。
「放してよ!」アタシは睨みながら言った。
その時!
「おい!誰の女の腕つかんでんだよ!」
雅の胸元をつかんで、龍が言った。龍はそのまま、雅に殴りかかり……アタシは、必死で、龍を止めた!
「やめてよ!」
龍は怒りがおさまらず、倒れている、雅に何度も殴り続けた。龍の同じ族の人に止められ、やっと、龍はおさまった。
アタシは、怖くて泣いていた。横で、かなは、アタシを慰めてくれた。警察が集まってきて、龍に手を引かれ、アタシ達は逃げた。かなは、アタシと龍、二人で話したほうがいいと言い、龍の友達のとこに行った。

龍はまだ、なぜか怒っていた!
「さっきの奴が美樹を傷付けたんだろ?」
「うん…でも、今はもう、どうでもいいよ!アタシには龍がいるから」
龍は、アタシを見つめてキスをした!
「どこにもいくなよ」
「行かないよっ龍から離れないよ!」
アタシ達は手を繋ぎみんなのとこに戻った!
かなは、安心したように笑った。

龍の一番の親友のしんくんが、アタシの横に来て 「龍の特攻見た?」
と聞いてきた。
そんなの見る余裕なんてなかったし……なんなんだろう……
アタシは、龍の横に行き、ジックリ特攻服を見ると、右ね肩に、美樹と刺繍が入っていた!
アタシは思わず、涙がでた………
龍は、アタシの涙に気がつき、
「どうした?」と聞いてきた。
「アタシ龍が大好きだよ」
と答えた!
龍は、顔を赤くして笑った!
祭が終わり、アタシ達は龍の家に帰った。今日は龍の家にお泊りする事になっていた!
実はアタシ達、付き合って、もう三ヶ月が過ぎていたけど、まだ体を重ねてなかった……

いつも、アタシが怖がるから、龍は、待つよって言ってくれてたの。

部屋に帰ってから、ベットの中で何度もキスをした。
「いい?」龍は優しく聞いてきた。
アタシはうなずいた……
龍は優しくアタシに触れてきた、龍がアタシの中には入ってきた……好きな人に抱かれるのがこんなにも幸せなんだって、アタシは初めて知ったんだよ。龍が今まで以上に近く感じたんだよ。
< 4 / 17 >

この作品をシェア

pagetop