アイドルな彼との恋語
「それにしても、リン。よくこの場所知ってたね。やっぱり地元じゃ有名なの?」
「あ、ああ。まぁな…。時間がもっとあったら街ん中案内してやってもよかったんだが…」
「ううんっ。私、こっちの方がすごく嬉しい!!だってファンとしては一度は来てみたかった場所だし!!リン、本当にありがとう!!」
ヤバいな、私。
顔、ニヤニヤが止まらないわ。
顔が超緩んじゃう。
「お前…。その顔はナシだろ…」
「え?何?あ、そうだ。案内してくれたお礼を……んっ?!」
予期せず降ってきた口づけに為す術もなく翻弄される。
えっ!?
えぇ!?
なんで私、今キスされてるんですかー!!?
深くなる口づけに私はリンにしがみつくのがやっとだった。