アイドルな彼との恋語

「しかし意外だな。男嫌いって聞いてた川口がこんなに話すなんて」



「それ誤解だから。私、別に男嫌いとかじゃないから」









面倒だっただけだし。





女子高生はウワサ話とか大好物だからね。












「なぁ川口、また近々ゆっくり話さないか?酒でも飲んでさ」



「私、あんまりお酒飲めないけどね。いいよ。都合のいい日にメールでもして」



「おう!するする!じゃあまたな」








そう言って、私と八木橋くんは別れた。









うーん。



少しは昔のイメージ払拭したかな。





八木橋くん、普通に話せばいい人だし。






あの一件以来私、八木橋くんのこと避けてたもんなぁ。









そんなことを呑気なことを考えながら私は帰路についた。

< 122 / 224 >

この作品をシェア

pagetop