アイドルな彼との恋語

頭にクエスチョンマークを浮かべているうちに八木橋くんの車は駅前の駐車場に着いていた。






その駐車場から目と鼻の先、歩いて一分ほどのところにある。






その高級料理店は。











「お待ちしておりました。ご予約の八木橋様でございますね?御席までご案内いたします」








えっ。



えっ?



ええーーっ!!?





ちょ、ちょっと八木橋くん!?





なにこれ!?




どういう場面!?




展開についていけないんですけど!!





こんな高級料理店に来るなんて思ってもみなかったよ!!






てゆーか私こんな格好で良いわけ!?






確実に場違いだよね!!





八木橋くんはスーツだからいいけどさ!






こんなとこ来るならもっと事前に言ってよー!!








しかも案内された席、個室になってるんですけど。





何このウン万円のフルコースが出てきそうな雰囲気は。






私、そんなお金持ってないしー!!

< 164 / 224 >

この作品をシェア

pagetop