アイドルな彼との恋語
「ここならこないだみたく乱入される心配ない上に、ゆっくり話できるしね」
いやいや。
だからってハードル上げすぎです八木橋くん。
「たまに贅沢もいいだろ?早く食わないと冷めちまうぞ」
ううう。
そう言われてしまったら食べるしかない。
出てきた料理はどれも美味しかった。
ついでにワインも。
ホントこれいくらとられるんだろう…!?
「あ、あのね、八木橋くん、私、そのてっきりいつものお店に行くんだとばかり思ってたから、お金、あんまり持ってきてないと言いますか…」
むしろこの料理を払う代金を下ろしてこなくちゃいけないというか…っ。