アイドルな彼との恋語
No.22 空白の一ヶ月
昼休みが終わって食堂にも静けさが戻り、私が後片付けに勤しんでいた午後2時頃。
携帯がポケットの中で震え出した。
えっ?
電話?
こんな時間に!?
しかも相手は昼休みに会った人物。
私は職員の人にトイレに行くと伝え、猛ダッシュで廊下に飛び出し電話に出た。
「もしもし。リン?どうしたのこんな時間に?あなた授業中でしょ!?」
『いーんだよんなことは。メール打つの面倒だったから電話しただけだし』
どうでもよくないでしょ授業は。
あなたまだ学生なんだから。
芸能科だろうがなんだろうが、学校に来てる以上は授業に出なさいよ。