アイドルな彼との恋語
No.4 キスと笑顔と
パチリ。
唐突に目が覚めた。
カーテンから日光がこぼれてる。
…てことは、朝。
「…なーんだ!夢だったのかー」
とりあえずそう叫んでみた。
うんうん。
そうよねー。
夢だったんだよねー全部。
だって現実的に有り得ないもん。
こーんな田舎町にアイドルが現れて、あちこち案内させられて、挙げ句の果てには抱かれちゃうーだなんて。
そんなん夢以外の何ものでもないじゃん私。