アイドルな彼との恋語
「ねーちゃん、ファイターズのファンだったっけ?」
「ち、違うわよ!!こ、これはその!!友達からもらったの!!」
「え?マジかよ?その友達頭おかしいんじゃね?ねーちゃんにやるよりオークションに出した方が何千倍も得すんのに」
「あーもー!!余計な詮索しなくていいから!!早く私の部屋から出てってよ」
「わーったよ。つかねーちゃん、悩むのもいいけどそろそろ晩飯作ってくんね?」
「あ…。ごめん」
晩飯の存在をすっかり忘れてた。
時計を見たらいつの間にか8時を回っていた。