アイドルな彼との恋語
懐かしーなー。
高校時代。
つか私、それから全っ然全く恋してないってことよね。
まぁ、あれが恋だったかどうかは不明だけど。
出会いがなかったってのもあるけどさ、恋愛に全く興味を持たなかった私のせいでもある。
だからわからない。今の私が。
どうしたいの私は。
ううん。
違う。
そんなことより。
私はリンのことが好きなの嫌いなの?
そんな根本的なことでさえもわからない。
うーっ!
これ以上考えても頭パンクしそう…っ。
それに、隣でばたくたしてたらせっかくぐっすり寝てるリンを起こしちゃいそうだし。
ちょっと外に出て空気吸ってこよう。
頭冷やそう。
そう思って私はようやくベッドから這い出し服を着て部屋の外に出た。