君を想うとⅢ~True love~
桐谷慎。
私…、もう迷わない。
もう揺らいだりしないよ、約束する。
何度考えても私の未来にいるのは、あなたしかいない。
愛されたいと願うのも
欲しいのも
守ってあげたいと願うのも
幸せにしたいと想うのも
あなただけ。
桐谷慎
あなただけ…なんだよ。
愛してる。
誰よりも何よりも、家族よりもイブよりも
私があなたを幸せにしてあげる。
私の首筋にキスマークをつけている桐谷慎の頭に手を伸ばして、彼の薄茶のサラサラな髪を優しく優しく何度も撫でる。
そんな私を見て…
桐谷慎は安心したように私にニコリと微笑んだ。