君を想うとⅢ~True love~
「もう~!!何よ、ソレ!!!」
心配して損した!!!!
桐谷慎の言い分に驚いてプイッと顔を背けると、彼はクスクス笑いながら
「ゴメンゴメン、高宮。
そのまま…続けて…??」
私の手をムスコさんにそっとあてがう。
「お願い、高宮。
このまま止められたらボク死んじゃう。」
そうやって無邪気に笑う桐谷慎が愛しくて。
彼が放った切ないあえぎがもう一度聞きたくて。
恐る恐る彼自身を口にふくむと、私の口の中でムクムクと大きくなる彼のムスコさん。
私が口を動かす度、舌を動かす度に切なそうな声をあげて顔を歪める桐谷慎。
こんなにきれいな顔した彼の、こんな切ない顔を知ってるのは私だけなんだと思うと嬉しかった。
もっと見たい。
彼の悦んでる顔がもっともっと。
「気持ち…いい?」
「……っ。当たり前…でしょ?気持ちいい。
お礼に…高宮のコトも気持ちよくしてあげるね?」
「…ん…っ!?…あ、…ああんっ…!!!!」
……―――。
…………―――――。
その日、私と桐谷慎はお互い獣のように。
強く激しくお互いを貪欲に求めた。
こんなに動物的なSEXは初めてで。
こんなにお互いを求めたSEXは初めてだったけど…、終わった後は桐谷慎が愛しくて愛しくて堪らなかった。