君を想うとⅢ~True love~
そんな高宮に…
このままズルズル付き合われるのは絶対にイヤだった。
正直、このウダウダした関係をハッキリさせたかったのかもね。
ねぇ、高宮?
中途半端な気持ちと同情なら俺はいらないよ?
俺が欲しいならお前には100%の気持ちで俺を求めて欲しい。
俺は独占欲の塊みたいな男だから、カラダも心も全部を手に入れなきゃ気が済まない。
さっき寝言で“しゅーちゃん”って呼んだ時にはマジで藤堂に殺意を覚えた。
それと同時にお前を憎らしく思ったよ。
高宮。
現実はもちろんのことだけど、俺は夢の中でさえ許せないみたいだ。
お前が俺以外の男を考えるなんて…絶対に許せない。
だから…ムカついた。
この可愛くて気の強い生き物に真剣にむかついた。