君を想うとⅢ~True love~
「アイツ、中身と外見のギャップがいいんだよな~。」
笑いながら答えると、祐吾は“やっぱりな”と呟いて侮蔑したような目つきで俺を睨み付ける。
はっ!!??
なんなんだ!!??
なんなんだよ、その目!!
俺は何にも悪いことしてねーじゃん!!!!!!
ちょっとイライラしながら
「なんだよ。」
って、ふて腐れてると
「お前…偉そうに言ってる割には伊織ちゃんの上辺しか好きじゃねぇじゃん。」
祐吾はこんなカチンとくる一言を俺にズガンとお見舞いしてきた。
「はあっ!?お前はアホか!!
俺はアイツの外見じゃなく中身が好きなんだっつってんだろーが!!!」
さすがに俺もイラついて反論すると
「そんなんだからお前は伊織ちゃんに選ばれねぇんだよ!!いい加減気づけや、このクソガキ!!」
祐吾はそう言って俺の目の前にビール勢いよくドンッと置いた。