君を想うとⅢ~True love~
でも……選ばなきゃいけない。
私は桐谷慎を選ぶと決めたんだから。
しゅーちゃんにどんなに悪い女と思われようと、ヒドイ女だと思われようと。
私は彼に伝えなきゃいけない……。
この選択を
この答えを。
私はグッと右手を握りしめると、意を決してしゅーちゃんのパソコンにメールを送った。
『疲れてる所にゴメン。
今日話したいコトがあるから、一緒にご飯食べませんか…??』
しばらくして。
しゅーちゃんから返信が届いた。
『ゴメン、今日は祐吾と約束があるんだ!!
明日は会社の送別会だし……ゆっくり時間がとれるのは2日後しかねぇ…。ワリィ。
2日後、代官山駅に15時に来てくれ。サンフランシスコに発つ前に。
最後のお願い…聞いてくれるか??』