君を想うとⅢ~True love~
私の目をまっすぐ見据えるしゅーちゃんの目は、強くて、そして温かい。
―誤魔化したい
―逃げだしたい
大好きなこの目に見つめられると、そんな弱虫な私が目を覚ます。
でも…逃げちゃいけない。
大切だからこそ伝えたい
大切だからこそ逃げちゃいけない、言葉がある……。
私はグッと両手を握り締めると
「ごめん……、私はしゅーちゃんを選ぶワケにはいかないよ……」
ポツリ…と。
勇気を振り絞って、それだけの言葉をつぶやいた。