君を想うとⅢ~True love~
じりじりと攻め寄る先生に
怖がる、私。
「答えろ。さっきから引っかかってたんだ。
アンタのその顔が……な。」
1歩1歩ゆっくりと近づいて、
私のベッドの隣へ攻め寄って。
「アンタ…何者?
シンとイブちゃんと…どういう関係??」
先生は私の左手首をギュっと掴む。
「ちょ……。」
怖い。
怖いよ、この人!!
何なの!?
なんで桐谷慎とイブの名前を知ってるの!?
頭の中はハテナと恐怖心でいっぱい。
半ばパニックになりながら、先生の顔を見ていると
「答えて。高宮さん。」
先生は厳しい目をして私を見つめる。