君を想うとⅢ~True love~

アリストコート901



「ま。イブちゃんとシンが付き合えたのは俺のナイスアシストのおかげだからな。
気になる方は、キミを想うと・Ⅰをお読みください。」

「……??」

「あぁ、気にしないで。
こっちのハナシ。」



…☆…☆…☆…☆……☆…☆…☆…





高校時代からの友人……か。



その言葉を聞いて、この懐かしい空気感の理由がちゃんとわかった。





そうか…この人、桐谷慎に似てるんだ。





顔とかルックスじゃなくて
なんというか、雰囲気がよく似てる。


友達って知らず知らずの間に似てしまうものだ。
話し方だったり、しぐさだったり、独特の間だったり。
時には空気感だったり。


ソレが…
二人はよく似てるんだ。





あのよくわからない胡散臭さも
カンに触る、人を馬鹿にしたようなしゃべり方も



懐かしかったのは先生と桐谷慎がよく似てるからだったんだ……。





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