君を想うとⅢ~True love~



「イブちゃんとシンはね。
ホントにお似合いの2人だった。
完璧なんだけどどこか淋しがり屋のシンと、天使みたいに温かで優しいイブちゃん。
そんな2人を見るのがホントに俺は好きだった。」



懐かしそうな目をしながら。
高校時代の2人に思いを馳せる、幸田先生。





――イブは天使。




その言葉は早坂さんや桐谷慎がよく口にする言葉。



スナオで
優しくて
天使みたいに清らかなイブ。



そう思ってたのは……
2人だけじゃなかったんだ……。





幸田先生の言葉を聞いて、
そう確信した、私。





きっと…
イブは本当に天使だったんだ。




出会った人、みんなを魅了する魂を持った女の子。



きっと…
イブはそんな女の子だったに違いない。



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