君を想うとⅢ~True love~
またくだらないことで笑いあって、しばらく雑談していると
「ご注文は何になさいますか?」
店員さんが私たちのテーブルに注文を聞きに来た。
「えーっとAランチとコーヒー。
アンタはどうすんの?」
「あ、じゃあ私はBランチとオレンジジュース。」
「はい、AランチとBランチをお一つずつ。
コーヒーとオレンジジュースでよろしいですか?」
「えぇ。飲み物は食後にお願いしますね。」
「かしこまりました。」
注文を終了すると
店員さんはにこやかに厨房へと消えていく。
そんな彼女を見送りながら、理央は呆れたようにククッと笑う。
「なぁに?」
「ううん、ちょっと面白いなとおもってさぁ。」
そう言って。
理央は笑いながらカバンの中からタバコを取り出し、シュボッとカッコよく火をつける。
「胃はキモチ悪いわ、すっぱいものが飲みたいわ……。
あんたまるで妊婦みたいよ??」