君を想うとⅢ~True love~
そう言って祐吾にビールとジンライムのおかわりを要求すると、センパイは隣でフッと優しく笑って。
少し嬉しそうな顔を見せて
「ありがと…、一ノ瀬。」
あたしの頭をポンと叩いた。
センパイ。
センパイがどんなに伊織を好きでもかまわない。
センパイになら何をされても、何を言われても構わないの。
あなたが側にいてもいなくても
あたしはあなたを好きなこと、やめやしないわ。
鳴かぬなら
【追いかけるわよ、ホトドギス】