君を想うとⅢ~True love~
「…理央……。」
理央の心遣いが嬉しかった。
理央はいつもいつも私を正しい方向に導こうとしてくれる。
ほっこりと温かい気持ちで理央を見つめていると…。
理央は突然、氷点下20度以上
南極のシロクマもビックリな冷気を身にまといながら
「い~い?
アンタはアンタの幸せだけを考えんのよ?
“しゅーちゃんを選んだら理央は…!!”なんてくだらない憐れみをかけやがったら……殺すからね……??」
そう言いながら
グイッと
それはそれはグイッと
ご飯の盛りつけられたお皿を私のお腹に突きつけてきた。
ヒィィィィ~!!!!!
怖いよぅ~~!!!!!
恐怖におののきながら
「は…、はいっ!!!!」
と返事をすると
「今の言葉…、忘れんじゃないわよ?」
と、男前な捨て台詞を残して理央はリビングへと移動をしていった。