君を想うとⅢ~True love~



な、なんかこのタイミングって…
いろんな意味で微妙だよね…。






そう思うとなんだかいたたまれなくなってきて




「ご、ごめんね。
はじめてのゴハンがこんなので……。」





しゅーちゃんに微妙な顔しながら謝ると



「え?なんで?」




彼はキョトンとした顔をしてお箸を止める。









「え…。
だってこんなタイミングで手料理なんて、なんか微妙な気がして…。」




そう言って。
唇をキュッと噛むと





「なんで?
俺はすっげー嬉しいよ?」






しゅーちゃんはニッコリと笑いながらそんな言葉を口にした。








「え……?」






カレの言葉に驚いてフッと顔を上げると




「死ぬほど好きな女の手料理食べられて嬉しくない男なんて…、いるわけねぇだろ?」





しゅーちゃんはニッコリ笑いながらそんなキュンキュンドキドキなセリフを口にする。






「俺は…嬉しいよ。
どんな状況であれ、どんなタイミングであれ、お前の手料理が食えて…さ?」







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