君を想うとⅢ~True love~
リビングに移動して。
ソファーにはしゅーちゃん
テーブルを挟んでラグの上に私が座る。
我が家のソファーはL字ではなくただの3人掛けソファー。
しゅーちゃんの隣に座るのもなんか変だし…。
いろいろ考えた末にしゅーちゃんにはソファーを譲って、私はラグの上にペタンと座るコトにした。
「なんかワリィな。
俺、そっちに行こうか?」
こんな時なのに、変に気を回して心配してるしゅーちゃんが可愛くて。
「大丈夫。
心配しすぎだよ、しゅーちゃんは。」
口元を手で軽く隠しながらフフッと笑うと
「……。
やっぱりいいな、お前の笑顔…。」
しゅーちゃんは少し困ったような顔をして、ポリポリと頭を掻いた。